閉じる

本校生徒のようす

2026.3.27

2025年度を終えようとしています。

3月23日には終業式を終え、今年度も終わりを迎えようとしています。生徒たちも、教室や昇降口ロッカーの荷物を一度すべて持ち帰り、気持ちを切り替えて4月を迎える準備をしています。

年度の締め括りに、3月3日に行った高校卒業式、3月19日に行った中学卒業式についてご紹介したいと思います。

入場前、ホワイエに集う生徒たち。

一人ひとりが名前を呼ばれ、卒業証書を受け取ります。

高校生の卒業証書授与では、クラス全員が一列に並びます。

はにかみながら、晴れやかな表情で退場する生徒たち。

 

学校長からの式辞の中では、本校の校訓「正・浄・和」の実践について、3年間、あるいは6年間かけて考えてきたことがまとめられます。

『中学1年生の時は、「和」「互いに助け合って」いくことについて考え、「自分と他者の尊重」、そして「目的、方向性の一致」という2つのことが大切だということを共通理解として得た1年でした。

中学2年生では、「正」「ほんとうの私を生きる」ことについて考えました。私たちが焦点を当てたのは、「自分の存在価値を生きる」という意味での「正しさ」と、「自分の使命を生きる」つまり「与えられた命を生きる」という意味での「正しさ」についてであったと思います。

 そして今年度、私たちは「浄」「ありのままの私として」生きることについて考えてきました。その中で私たちは、「ありのままの私を受け入れる」とは、自分の弱さを受け入れることであり、その弱さを出発点として自分の力を磨いていくことや、弱さを抱えながら自分らしく生きていくことについて、思いをめぐらせてきました。』

中学校校長式辞より

 

卒業生代表からの感謝のことばでは、式辞に呼応するかのように、学校生活を通じて感じた自身の成長が語られます。

『数々の行事や普段の学校生活において、私は、他者との関わり方や自己の振る舞いが大きく変化したと感じています。小学校の頃、「自分と同じような人しかいない学校に行きたい」と親に話したことがあります。クラスメイトと穏便に過ごすために、他人に合わせて鈍感な人を演じていたこともありました。今思い返すと、小学校の頃は、考え方が自分と異なる人とは分かり合えないと決めつけて、当たり障りのない付き合いをしたり、他人と同じであるように振る舞ったりしていたように感じます。つまり、「みんなで仲良くする」ということは、口論をしないことや嫌われないことだと考えていたのだと思います。(中略)明の星は個性豊かな仲間で溢れていて、自分と考え方が違う人もたくさんいます。そのような中でも、ぶつかり合うことや関係に悩むことを恐れずに周囲と積極的に関わり、自分と他人の違いを認め合って助け合うことこそが、校訓「和」の意味なのではないかと考えるようになりました。』

中学校卒業生代表 感謝のことばより

『この経験を通して私が気づいた「ほんとうの私」とは、自分の意思を自分自身が一番大切にするということです。皆が一様であることを求めるのではなく、それぞれが自らの役割を担い、互いを認め、支え合うことでより良いものが生まれるのだということを学びました。振り返れば、小学校の時は周囲と比較し、他人の評価を気にして、自分を押し殺すことが多くありました。そのような私にとって、「他者を受け止めるためにはまずは自分を受けとめる」ということはなかなか理解しがたいものでした。初めはそのように感じていた校訓「正・浄・和」も、明の星で過ごした6年間の中で自然と心に根付いていきました。私たちの意思を尊重しサポートしてくださる先生方や、授業中の誰かの発言を否定せず、皆で受け止めるクラスの雰囲気に日々触れたことで今では私自身が自分らしさを否定することなく「ほんとうの私」を生きることを実現できるようになったと感じております。長い人生の中で最も自分と向き合い、生き方を模索するこの時期を明の星で過ごせたことは私にとって大きな財産です。』

高等学校卒業生代表 感謝のことばより

 

4月からは、中学3年生は新たな制服に身を包み、同じ敷地ではあれど、より上級生としての振る舞いを求められる高校生になっていきます。高校3年生は明の星を巣立ち、新しい場所で自身の「正・浄・和」の実践を続けていきます。

『あなたの固有の使命は、なんらかの形で、人の役に立つこと、人に幸せをもたらすことにつながるはずです。これを簡単なことばで言えば、「やりたいこと」と「やるべきこと」が一致するということです。「やるべきこと」とは、あなただからこそ果たせる、あなたに与えられる使命。そして、それが、あなたの心からの「やりたいこと」と一致するならば、それは本当の意味での自己実現になります。あなたが生涯をかけて引き受ける使命において、他者の幸せがご自分の幸せと重なることを私は心から願っています。

本日いよいよ、明の星から旅立つ皆さん、これから先、明の星の心とは異なるさまざまな価値観に出会うことでしょう。困難なときもあるでしょう。平坦ではない人生を歩んでいく拠り所として、どうか、「正、浄、和」をあなたの心に持ち続けてください。そして、進むべき道に迷ったとき、苦しい判断に迫られたとき、あなたを支えるのは、本校のモットー Be your best and truest self. です。最善のあなたでありなさい。そして最も真実なあなたでありなさい。

いつも明るい希望を胸に抱いて、歩みを進めてください。』

高等学校校長式辞より

Copyright AKENOHOSHI.All rights reserved