「進路選択」という言葉を聞いて、真っ先に思い浮かべることは何でしょうか。
一人の人格として、自分の道を歩んでいく生徒たち。
その進路選択を支える「進路指導」はどうあるべきか。その根幹にある理念は何か。
本校ホームページの進路指導についての説明は、次の言葉から始まります。
「進路選択は、将来の生き方を考えることから始まります。そして、何を目標にするかを考え、実際に行動していきます。その際、自身をしっかり見つめ直し、社会を知り、自分の生きる道を探すことが大切ですが、それは、日々の学習・生活の延長線上にあります。
では、進路指導の根幹は何でしょうか? それは『最良の自分として生きる』道を探す手助けをすることではないでしょうか。」
「生き方を考える」という意味における進路指導は中学入学後から始まります。
友人や教員との日々の関わりの中で、授業での学びを通して、部活動や委員会での経験を糧として、あるいは図書館での1冊の本との出会いから…。
生徒たちにとって学校生活のあらゆる機会が、一人ひとりの「生き方を考える」ことにつながるようにと、心を砕きます。

↑毎月発行される図書館通信。自分では手に取らないような本も、司書さんからの紹介があれば手を伸ばす気持ちに。
裏面の新着図書リストを眺めるのも生徒の楽しみです。
さて、今回はここ数年、中学1年生が行っている「輝く人」という取り組みについて紹介します。
自分が「輝いている!」と感じる人について調べる課題です。
どんな人物なのか、どんなことをしている(してきた)人なのか、その考え方や価値観も含めて調べます。
調べた内容を踏まえて、自分はどうありたいのか、どう生きていきたいのかを考えてまとめ、90秒のスピーチとしてクラスで発表します。

どんな人を「輝いている」と感じるかは、人それぞれ。
たとえ同じ人物を選んだとしても、どんなところを「輝いている」と感じるかは、人それぞれ。
あきらめない不屈の精神、人のために尽くす生き方、誰に対しても笑顔を絶やさない人柄…。
憧れるところ、惹かれるところ、尊敬するところを見つけて、その人物の魅力が伝わるように、言葉を探します。
課題への取り組みを通して、自分の興味関心や大切にしていることを知っていきます。
友人の発表を聞いて、様々な価値観に触れ、世界が広がっていきます。
こんな取り組みも「最良の自分として生きる」道を探す一助になればと考えています。
次回は中2の「職業調べ」についてお伝えします。
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