先日は中学2年生・3年生の修養会についてご紹介しました。修養会はすべての学年で毎年行われる大切な行事で、生徒たちの成長段階や社会状況などに応じてテーマも変わります。今回は高校2年生・3年生の修養会についてお伝えします。テーマは「ええこと、エコって、ええ心」。明るく、気さくな神父様がお話しに来てくださいました。

修養会の意味は「日常から離れて、自分はどんな将来に向かっているのか考える」。講話の中ではAIやSNSを使用する危険性についても考えながら、自分の心を見つめていきます。どのような心で自分を見つめているのか、思いめぐらします。

心の健康の妨げとして「自己陶酔・自己中心」と「自己否定・自己卑下」を挙げながら、「自分の良さに気が付かないと他者との関係性も歪む」「他の人が自分について何を考えているのかが心配で、他者と関わるのが怖くなる」「自分が惨めに思えて、自分を愛せず、心が悲しさでいっぱいになり、他者を思いやる余裕もなくなる」とお話しされました。そして、生徒に対してこんな問いかけも。「一日のうちで、あなたが一番長い時間を一緒に過ごしているのは誰ですか?」

答えは「自分」。そんな自分を受け入れ、愛すること。キリスト教的人間観の根本は「あなたは神に愛されている存在である」「あなたは望まれて生まれてきた存在である」と語りかけます。
テーマである「エコ」についてのお話も。「エコ」という言葉はギリシャ語で「家」を意味する「オイコス」に由来するそうです。地球全体がみんなの共通の家であり、「エコ」とはそこに住む生物そして人類全体を「自分の大切な家族」として愛するという、単なる「資源を無駄遣いしない」以上のことであり、愛がなければ真のエコも存在しない、とお話しされました。
講話の後はグループごとに、何が心に残ったかをわかち合い、次の2点を考えました。①「どんな世界になってほしいか」という夢・目標。②その実現のために何ができるか。

考えた内容はお花の形の紙にまとめて、クラスで発表します。お花の中心に夢・目標、花びらの部分に実現のためにできることを記入しました。

グループでのわかち合い、クラスでのわかち合いの後はミサにあずかりました。

日々の慌ただしさから離れ、心静かに過ごした一日。帰宅後は「黙想ノート」と呼ばれるノートに、自分が感じたことや考えたことを記します。
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